林業は,地域の自然環境の保全や地球温暖化を防止するため,健全な森林を育成する重要な仕事です。
主な仕事の内容は,森林に苗木を植え,成長した木を育てながら,生育した木を伐採して,木材を生産・収穫する仕事です。
主伐を行った後,伐採した森林にスギなどの苗木を植えるため,林内に残された枝などをきちんと片付けたり,整地する作業です。
従来は人力で地ごしらえを行っていましたが,近年は主伐作業において使用した高性能林業機械により伐採後に枝などを整理したり,苗木を運ぶ「一貫施業」を推進しています。
伐採された後の森林にくわなどで植え穴を掘り、スギなどの苗木を人の手で一本ずつ丁寧に植えていきます。
植え付けた苗木の生長を妨げる植物を,刈り払い機を使用して,植え付けた苗木を切らないように刈り払います。
特に鹿児島県は温暖な気候で植物の生長がよい環境であることから,1年間に2回刈り払う場合もあります。
木が生長すると林内が混み合ってくるため,適切な密度で健全な森林へ導くために,スギなどをチェーンソーで伐採する作業です。 また,伐採したスギなどで,利用できる大きさに達したものは,木材として林外に運び出され利用されています。
伐採の時期を迎えたスギなどを伐り収穫する作業です。
近年,プロセッサーやフォワーダなどの高性能林業機械が活用され,従来より効率がよく,安全性の高い作業が可能となっています。