大隅地域は,鹿児島県の東部に位置する大隅半島の最南部(本土最南端の佐多岬)から北部にかけて位置し,曽於地区(曽於市・志布志市・大崎町),肝属地区(鹿屋市・垂水市・東串良町・錦江町・南大隅町・肝付町)の4市5町で構成されています。

大隅地域の人口は,平成27年の国勢調査によると238,064人で,県の総人口1,648,177人の14%を占めてます。また,人口密度は,113人/Km2となっています。(県全体179人/Km2)

大隅地域の総面積は,210,397haで鹿児島県総面積の23%となっています。そのうち,森林面積は132,400haで森林率は63%となっています。森林面積のうち,民有林は83,896haで63%で,国有林は48,504haで37%となっています。

 
 
佐多岬(南大隅町)
写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
 
 
悠久の森(曽於市)
写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
 
 
●鉄道

JR日豊本線及びJR日南線

●道路網(幹線)

国道10号(曽於市〜都城市),国道220号(垂水市〜鹿屋市〜志布志市〜串間市),国道269号(南大隅町〜鹿屋市〜曽於市〜都城市),国道448号(錦江町〜肝付町〜大崎町)及び国道504号(鹿屋市〜霧島市)を幹線として,これに縦横に連絡した県道,市町村道等が陸上交通網を形成しています。


現在,東九州自動車道が鹿屋串良ジャンクションまで開通しており,その先の志布志市の夏井インターチェンジ(仮称)間を建設中です。

●海上

  海上交通拠点としては,東京,大阪及び沖縄を結び国の中核国際港湾として位置づけられている志布志港や湾内航路の垂水港等があります。

 
 

平成26年度の純生産は7,875億円で,県全体の純生産5兆2,766億円の15%となっています。純生産の産業別構成比は,第3次産業71%,第2次産業20%及び第1次産業9%となっています。

林業の純生産は21.5億円で,第1次産業純生産の3%であり,県全体の林業純生産
75.0億円の29%となっています。

 

大隅地域の森林面積は83,860haのうち,人工林50,676ha(60%),天然林27,594ha(33%),竹林2,431ha(3%)及びその他3,159ha(4%)となっています。人工林率は県平均の46%と比べて高くなっています。

大隅地域の森林蓄積は,26,784千m3で,県全体112,807千m3の24%となっています。また,ha当たりの蓄積は人工林が462m3,天然林が122m3で,県平均の人工林418m3,天然林141m3と比較すると,人工林は高く,天然林は低くなっています。

樹種別の面積構成比は,人工林ではスギが最も多く76%を占め,次いでヒノキ17%,クヌギ5%及びマツ2%等となっています。一方,天然林は,その他広葉樹97%,クヌギ2%等となっています。

 
 

また,大隅地域では,県内でも早くからスギを主体とした人工林が造成され,スギ・ヒノキの人工林のうち,10齢級(植えてから46年〜50年)の森林が最も多く,木材として利用が可能な人工林は人工林全体の92%を占めており,豊富な人工林資源を有しています。

 
 
 
 
 
 
   
 
 
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